株式会社アートライフ
2019年06月07日
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【台東区】14階建てが多い訳【マンション】
台東区は今もマンション建築ラッシュ。
自転車で走っていると、至る所でマンション建築中の現場を見かけます。
建築計画のお知らせ看板を見てみると、14階(または13階)のマンションが多いことに気づかれた方も多いのではないでしょうか。
台東区は商業地の為、高い建物が建築しやすい地域にありながら、14階建てのマンションが多いのには理由があります。
建築基準法と消防法が関係しています
日本の法律で、建物はそれぞれの高さによって、建築基準法と消防法の基準を満たさなければならない決まりがあります。
高くなるにつれてその基準は複雑になり、設計と建築に、より費用がかかる仕組みに。
そんな中、今の基準とコストのバランスが最も良いのは45m。
そのため新しくマンションを建てる際、費用対効果を最大にするために、なるべく45mを超えないギリギリに近づけて建てることになります。
これが、14階建てのマンションが多くなっている理由です。
以前は15階建てでした
高さの制限であって階数の制限ではないので、平均的なマンションの天井高(2.4m~2.7m)で作っても、「15階建て」を作れないわけではありません。
しかし現在は、遮音性とバリアフリー性を高めるために、「二重天井・二重床」構造を採用することが主流となりました。
「二重天井・二重床」構造は、スラブと呼ばれる階を隔てるコンクリート板の上と下に、空間を空けて床や天井を設ける造りで、その分、階高が必要となります。
そのために14階(ないしは13階)建てのマンションが多くなっています。
この記事を書いた人
石原 一仁
新しいもの好きで、面白いお店が出来ていないか上野・浅草周辺を日々散策しています。
フットワークを活かして、皆様のご期待に添えますよう頑張ります!不動産に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
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