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2018年09月14日
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もうすぐ十五夜です
十五夜は「中秋の名月」とも呼ばれ、「秋の真ん中に出る月」という意味があります。
「9月7日から10月8日の間で、満月が出る日」を十五夜としており、今年は9月24日(月)が十五夜です。
十五夜の歴史
十五夜の歴史は古く、平安時代には中国から伝わり、貴族が月見を行っていたと言われています。
庶民も広く十五夜を楽しむようになったのは、江戸時代に入ってから。貴族のようにただ月を眺めるのではなく、収穫祭や初穂祭の意味合いが大きかったようです。
十五夜のころは稲が育ち、間もなく収穫が始まる時期なので、無事に収穫できる喜びを分かち合い、感謝する日でもありました。
月見は複数回行うのが良いとされています
ちなみに、月見は複数回行うのが縁起が良いとされています。これは、中国から伝わった習慣ではなく、日本独自のものです。
十五夜以外に月見を行うのは、十五夜の約1か月後に来る「十三夜」(栗名月、豆名月。今年は10月21日)と、「十夜」(とおかんや。毎年11月10日)。
月見が庶民にも広まった江戸時代では、農業の収穫時期であったため、豊作を月にお願いするようになりました。ただ月を見るだけでなく、収穫時期の満月のお月さまを神様のように大切にしたんですね。
十五夜と十三夜でお月さまに豊作をお願いして、十夜で豊作に感謝することを「三月見」といい、三月見ができた年は縁起がいいとされたそうです。
農作物が不作の年は、豊作に感謝する目的の十日夜のお月見ができません。
ですので、豊作をお願いする時にきれいな月が見れて、豊作に恵まれて十日夜が迎えられた年は、すごく縁起が良い年だったからでしょう。
台東区ではお月見のイベントをおこなう所もあります。またの機会に紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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