風しん対策はしましたか?
現在、関東地方で風しんの届出数が大幅に増加しており、多くは30代から50代男性が占めています。東京都・千葉県を中心に発生報告が増えており、台東区でも区民や区内で働いている人・区内に出張や観光に来られた方に風しん患者が出ています。
引き続き流行が拡大しているので、まだ検査・予防接種を受診していない方は早めに対策をしましょう。
風しんの予防接種を受けましょう
風しんは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。症状は多くの場合、淡紅色の発疹を起こし、数日間で全身に広がる恐れもあります。また、重篤な合併症併発を起こすこともあり幅広い症状を起こす危険があります。
特に、妊娠中の女性は風しんのワクチンを接種することができないにもかかわらず、妊娠20週ごろまでの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児にも風しんウイルスが感染して、眼・耳・心臓に障害を持つ先天性風しん症候群の子どもが生まれる可能性もあります。
風しんワクチン(麻しんの免疫も獲得できる、麻しん風しん混合ワクチンがおすすめです)を接種することによって、95%以上の人が風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。さらに、接種後年数の経過と共に、免疫が低下してきた人に対しては、追加のワクチンを受けることで免疫を増強させる効果があります。
台東区在住の方は無料で検査・予防接種ができます
台東区では、先天性風しん症候群の発生を防ぐため、妊娠を希望する女性とその同居するパートナーに対して風しんの抗体検査と予防接種の費用助成を実施しています。
妊娠中の女性は風しんのワクチンを接種することができないため、抗体価の低い妊婦のご家族は、風しんを発症しないように予防に努めましょう。
お問い合わせ先(受付)
台東保健所 保健予防課予防担当
TEL:03-3847-9491
検査や予防接種は区内指定医療機関で行いますが、総合病院からクリニックまで、たくさんの施設の中から選べます。
風しんの感染を防ぎ、流行の拡大を防止するためにも是非この制度をご利用になってください。
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