株式会社アートライフ
2018年12月25日
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ご存知ですか?雷門と松下電器の関係【浅草寺】
連日多くの方で賑わっている浅草寺。その浅草寺のシンボルともいえる「雷門」。
雷門の提灯には「松下電器」というクレジットが入っているのはご存知でしょうか?
雷門
浅草・雷門道路側のアップ写真です。
雷門
浅草・雷門仲見世側のアップ写真です。
浅草寺と松下電器の関係
実は雷門は1865年に起きた火災で焼失し、以降、100年近く雷門は姿を消していました。
そんな「門なき雷門」に終止符を打ったのが、松下電器(現・パナソニック)創立者の松下幸之助氏でした。
松下氏は当時、関節痛を患っていましたが、それを聞いた当時の貫首(清水谷恭順大僧正)がご本尊に祈願したところ快復し、浅草寺を参拝したと言われています。
その後、松下氏が上京している際、清水谷恭順大僧正が「雷門を建てて欲しい」との浅草の声を伝えたところ、快復の御礼の意を込めて寄進することを了承されました。
ちなみに、寄進を了承する際、松下氏は「寄進させていただきます。が、なるべく名は出さないでください」と返答されたと言われています。
絶好の広告塔になるであろう「雷門」に対し、寄進したことをなるべく出さないで欲しいと返答されるとは、「商売の神様」とも言われる松下幸之助氏の懐の深さに何と申し上げていいのか、言葉が見つかりません。
ぜひパナソニックと雷門の縁に思いを馳せてみてください
浅草寺と松下氏との縁が結ばれて約半世紀、今日も雷門はいつも多くの方々で賑わっています。
残念ながら初詣の時期は大提灯は畳まれているかもしれませんが、浅草寺に行かれた際は、大提灯に刻まれた松下幸之助氏と松下電器の名を、ぜひご覧になってみてください。
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