【孤独死】高齢入居者だけの問題ではありません【借家人賠償保険】
高齢入居者様だけの問題ではありません
少子高齢化社会が進み、同時に65歳以上の単身高齢者と呼ばれる方の人口も、増加しています。
1980年は約90万人だった単身高齢者も、2015年には約600万人に。
2035年には760万人を超えるとの試算も。
実に男性の6人に1人、女性の4人に1人が単身高齢者になると言われています。
当社でも65歳以上の単身の方が、お部屋探しに来られることも珍しくありません。
また2016年に都内で亡くなった65歳以上の1人暮らしの方の実に77%が、自宅で亡くなったとのデータも。
自宅なので持家も含まれますが、こういったデータを知ると益々、高齢の方の入居希望に二の足を踏んでしまいます。
しかし一方で、少子化の影響も考えなければなりません。
入居者様の選択は大事ですが、あまり選り好みが過ぎてしまうと、その分、空家の期間が延びてしまいます。
入居の検討にはバランスを考える必要があります。
ここまで高齢入居者のリスクを書かせていただきましたが、実は孤独死に関するリスクは、高齢者の方に限りません。
当社も代理店をさせていただいている保険会社の統計によれば、孤独死の約40%は50代までの方が占めています。
つまり高齢入居者を避けていれば、孤独死のリスクを減らせるとも一概に言えません。
病気は高齢の方に限ったものではありませんし、全死因の約10%は自殺が占めています。
これからは、孤独死を避ける方法から、孤独死に慌てない方法も、視野に入れなければならないかもしれません。
孤独死対策取られていますか
例えば、あるオーナー様が実際に取られている対策として、
①オーナー負担で3日に一度、ヤクルトを配達してもらっている。
②新聞を取ることを入居条件にしている。
③近隣の方から情報が入るようお願いしている。
など、実践されている方がいます。
特に遠方にお住まいで、ご自身で貸家を管理されている方は、多少費用がかかっても、異変があった時は情報が入るようにしておいた方が良いと思います。
当社管理物件に入居していただく際、孤独死の特殊清掃費用が補償される保険に加入していただく場合があります。
また身寄りの心配がある方には、遺品整理費用の補償を付けていただく場合もあります。
何事もなく、長くお住まいいただくことが一番の希望ですが、先のことは誰にも分かりません。
その為に備えておくことが大切です。
入居者に関するご心配がございましたら、お気軽にご相談ください。
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