【2020年】地価公示が行われました【台東区】
先日(2020年3月18日)に最新の地価が公示されました。
地価とは、毎年1月1日時点の土地の価格を、国土交通省が公表しているもの。
不動産はひとつとして同じものが無く、定価もありません。
公示地価も、あくまで土地取り引きの1つの目安ですが、同じポイントの価格を毎年発表するので、地価変動を知る参考になります。
上昇率最高は浅草1丁目
「東京都」では、去年に比べ住宅地は2.8%、商業地は7.2%上昇しています。
特に目を見張るのが、浅草の上昇率。
①「浅草1-1-2(弘隆ビル)」(2020年公示価格500万円/㎡、対前年変動率+34%)
②「西浅草2-13-10(蔵田フラッツ西浅)」(2020年公示価格180万円/㎡、対前年変動率+32%)
上の2つは、都内商業地の地価上昇率トップ2です。
しかもこの2つは、以前のブログでも紹介しましたが、昨年の上昇率1位と3位です。
東京圏の地価公示は7年連続で上昇しており、そんな中での、この上昇率。
しかも虎ノ門や渋谷など、大規模な再開発が行われているエリアを押さえての結果です。
浅草がいかにポテンシャルの高い街であるかが、数値化されたものだと思います。
これからは正念場
インバウンドの後押しもあって、今まで以上に不動産取引に活気が出ていました。
台東区でも観光客の増加が、商業地だけではなく、住宅地などの地価も押し上げる結果となっていました。
しかし、冒頭でも書かせていただきましたが、公示地価は毎年1月1日時点での価格。
新型コロナウイルスの影響が長引けば、インバウンド効果が高いエリアを中心に、地価への影響は避けられません。
更に地価が上がるということは、所有不動産に係る税金が増えるということ。
元日と同じ状況であればまだ良かったのですが、この3か月の間に事態は一変しました。
政府は、新型コロナウイルスの感染拡大で業績が落ちた企業に対して、固定資産税を減免する方針を固めました。
しかし、まだまだウイルスの影響は計り知れません。
所有されている方にとっては、地価の上昇を手放しでは喜べない、むしろ足枷になっている状況が続いています。
今はただ1日でも早い、以前の日常が戻ってくることを願うばかりです。
もしご所有不動産の活用方法について、お悩みの事などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
もちろんご相談は無料、秘密は厳守いたします。
この正念場を共に乗り切る、お手伝いをさせていただければと思います。
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