【2020年】路線価が発表されました【台東区】
令和2年度の路線価が発表されました。
今年は年始から色々あったため、地価の動向を注視されている方も多いのではないでしょうか。
路線価は毎年、国税庁が発表する、相続税等の計算に活用する基準価格。
公道ごとに価格を付け、その道路に接している土地の面積を掛けて、土地の相続時の評価にします(厳密には、地形等考慮して補整します)。
不動産業者は不動産査定の参考にするため、毎年この時期に発表される路線価を気にしています。
当社周辺は今年も軒並み約1割アップです
上の写真が昨年、下の写真が本年の当社周辺路線価図です。
東京メトロ銀座線稲荷町駅の近く、JR上野駅から徒歩10分ほどの距離にある当社、アートライフ。
去年の今頃、当社周辺の路線価が約1割上昇したと紹介させていただきました(当時のブログはコチラ)。
今年は更に約1割ずつ路線価が上がっています。
”路線価の上昇=不動産価値のアップ”ということなので、売却を考えている人にはプラスだと思います。
一方、ご所有の不動産を遺したいとお考えの方々にとっては、決して嬉しいことではありません。
地価公示や路線価が上がっているということは、当然、固定資産税や相続時の税金が多く掛かってしまうということなので。。。
今回、史上初の出来事もあり得るかもしれません
冒頭の路線価図をご覧になられて、次のような違和感を感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
「新型コロナの影響で、どう考えても景気は後退しているのに、なぜ路線価は上昇しているのか。」
違和感はもっともで、というのも、今回発表された路線価は2020年1月1日時点の価格。
新型コロナウイルスの影響は加味されていません。
その為、例年は7月1日に発表された路線価を、翌6月30日まで利用するのですが、今回は補正が行われる可能性が出てきました。
通常、路線価は地価の80%程度になるように設定されています。
しかし未だ続く新型コロナウイルスの影響で、年の途中で地価が路線価を下回る可能性も。
もし地価が下がってしまうと、路線価が地価より高くなってしまうという、現象が起こります。
その為、今後の動向次第では補正が行われる可能性も。
このような対応は、あのリーマンショック時でも行われておらず、今回実施されれば初めてのこととなります。
今後の動向を注視ください
昨年までの市況とは、状況が一変しております。
ご家族に資産を遺そうと考えている方も、不動産を売却しようと考えていらっしゃる方も、これからの動き方が大切になってきます。
どうすれば資産形成を、うまくすることが出来るのか。
もし台東区不動産のご活用方法・売却方法についてお悩みの事などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
もちろんご相談は無料、秘密は厳守いたします。
ご相談内容によって、コンサルティングが得意な当社顧問税理士とも連携をとって、ご相談承ります。
株式会社アートライフ
関連した記事を読む
- 2024/04/15
- 2023/04/29
- 2023/03/20
- 2023/03/14