【機械式駐車場を借りる際の注意点】車の重量には2種類あります【車両重量と車両総重量】
車を購入したいと思っても、駐車場が無ければ購入することができません。
借りられそうな駐車場が機械式の場合、とめられる車の大きさに制限があります。
とめられるかどうか判断する際、車の幅・長さ・高さはもちろん、重さにも注意が必要です。
重量には2種類あります
当社がある上野~浅草間のエリアでは、平置きの駐車場が不足しています。
特にここ数年間は建設ラッシュに加え、SUVブームや軽自動車の大型化に伴い、機械式駐車場に入らない車が増えていることも不足に拍車をかけています。
機械式駐車場に入る大きさでも、見落としがちなのが車の重量。
車の快適性や安全性が増している分、重量も増加しています。
機械式駐車場は機械の力で動かしているので、平置きと違って重量にも制限が。
車両の重量は車の車検証に記載がありますが、そこには2つの重量が記載されています。
それが、「車両重量」と「車両総重量」。
機械式駐車場の場合は、このどちらの重量を聞かれているのかを正確に確認しないと、思わぬトラブルのもとになります。
車両重量と車両総重量の違いを一言で表すと「人が乗った状態かどうか」ということ。
車両重量は車そのものの重さで、燃料を満タンに入れ、エンジンオイルや冷却水も入れられて、走れる状態での重量を表します。
これに対し車両総重量は、車両重量に乗車定員分の人の重さがプラスされたもの。
一人を55kgとして計算するため、例えばミニバンのような7人乗りの車だと、車両重量に385kg(55×7)プラスされます。
手元に車検証が無く、主要諸元表に車両重量しか記載がない場合は、上の計算式を参考にしてみてください。
特に分譲マンションの機械式駐車場の場合は、規約で細かく制限が決められていることも多く、車重や全重といった言葉が使われていることも。
注意が必要です。
思わぬトラブルに遭わない為に
他にも、車検証に記載されている全幅には、ドアミラーは含まれていません。
入庫可能サイズの幅が際どい時は、ドアミラーのサイズも気をつけておきましょう。
機械式駐車場の場合は思わぬところで、入らないケースも。
既に車をお持ちの方は自家用車で、これから購入予定の方は同車種をレンタカーして、なるべく試し入れをしていただくことをオススメします。
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