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2018年06月27日
ブログ

奥浅草の真先稲荷(石浜神社内)

6月24日(日)に石浜神社(荒川区南千住3丁目)で「石浜の歴史と文化に触れる会」の講演が開かれたので、参加させていただきました。

講師は「タモリ倶楽部」に出演歴もある、菅野俊輔氏

講師は「江戸文化研究家」の菅野俊輔氏でした。菅野氏は数書の著述があるだけでなく、タモリ倶楽部をはじめテレビ出演もされている方で、講演会も非常にテンポよく、また江戸の文化について面白おかしく、また分かりやすく説明してくださいました。

真先稲荷は十返舎一九の著書にも登場した観光名所です

石浜神社の境内にある「真先稲荷」は、十返舎一九の著書にも出てくる奥浅草の名所でした。十返舎一九といえば江戸時代の作家で、弥次さん喜多さんの旅行記「東海道中膝栗毛」を著述し旅行ブームを巻き起こした歴史の教科書に出るほど有名な滑稽本作家です。

その十返舎一九の著書に「金草鞋」(カネノワラジ)という著書があり、こちらも旅を記した滑稽本です。その「金草鞋」の中に、真先稲荷(石浜神社内)が登場します。

池波正太郎氏の「剣客商売」にも登場する奥浅草、朝日神明宮・橋場神明宮(現・石浜神社)

十返舎一九の他にも江戸の名所見物を四日でまわる案内書「江戸見物 四日めぐり」や、剣客商売の主人公・秋山大二郎が住む場所としても真先稲荷周辺が挙げられており、古くより奥浅草は知られた場所でした。

 

石浜神社も創建は聖武天皇時代という、東京の神社としては群をぬいて古いです。荒川区内最古の神社とされていて、祭神は伊勢神宮と同じ天照大御神と豊受姫神です。
石浜神社はこのあたり一帯にあった神社や稲荷などが移転して、境内社として鎮座しており、「真先稲荷神社」もその一つです。
真崎稲荷は、江戸時代の「稲荷番付」で、東の横綱の地位を獲得するほどの人気となったお社でしたが、一ツ橋徳川家の祈願所となってしまい、一般庶民の出入りができなくなってしまいます。そのため、奥宮として招来(おいで)稲荷神社が作られることになりました。招来稲荷神社も白狐祠(野狐の穴)も石浜神社の境内に現在も残されています。

 

そんな奥浅草のたくさんの歴史に触れ、講演会の帰りに台東区側から隅田川向こうに見えるスカイツリーを見たとき、いつもとはちょっと違った風に見えた帰り道でした。 

歴史に溢れた奥浅草の石浜神社。ぜひ一度訪れてみてください。

石浜の歴史と文化に触れる会のパンフレットです。
石浜の歴史と文化に触れる会のパンフレットです。
石浜神社境内の真先稲荷の碑です。
石浜神社境内の真先稲荷の碑です。
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