アートライフのお子様でもわかる不動産 ⑬
後悔しない家選びのために必要なチェック その2
前回、家を買う場合、まずは、何より持主チェックが大事という話をしました。
では、実際に、持主の何を調べればいいでしょうか。
持主が、個人の場合は、とりあえず、次のことを確認しましょう。
1、属性(職業、年齢、家族構成など)
2、家を売る理由
1、属性(職業、年齢、家族構成など)
持主の職業はなにか、経営者か、サラリーマンか、何をやっている会社で、その人はその会社でどんな役割なのか。
もし、定年などで現在は仕事をしていなければ、どんな仕事をしていたのか。
(ちなみに、経営者であれば、その会社のことも詳しく調べてみるのがいいです。)
その人の履歴書がわかるくらいと言ったら大袈裟ですが、これまでに歩んできた社会的なポジションについて、関心をもってできる限り情報を集めてみることが大切です。
なぜなら、ちゃんとした社会的生活を歩んできた人の持っている不動産というのは、やっぱりちゃんとしているものだからです。
逆もまた真なりです。
2、家を売る理由
これも意外と大事です。
持主は、もちろん売る必要があるから売るのですが、それが、前向きな売却なのか、後ろ向きの売却なのか、ぜひ気にしてください。
例えば、気に入った新築が見つかったのでそこに引っ越したいとか、子供も独立して広い家が必要ないので、今の生活に合った便利な駅近の場所に引っ越したいなど、前向きな理由なのか、
反対に、仕事をクビになって住宅ローンが払えず長く滞っていて、もう売らざるをえないとか、何らかの形で金銭的に困っていて本当は売りたくないのに売らされるような後ろ向きの売却なのか。
なぜかと言うと、前向きな売却の場合は、金銭的にも精神的にも余裕がある状態が多く、住んでいる家も大事に使われてきて、これまで家の手入れもしっかりされている確率が高い、つまり、建物に問題がない可能性が高いです。
逆の場合、そもそも家の手入れにお金をかける資力もなく、また、精神的にもそういうところに気がつく余裕もなくなっていて、同じような家でも老朽化がどんどん進んでしまっていることがあります。
売却理由も、その不動産のメンテナンス状態を知る大きなヒントになるんです。
以上のことは比較的簡単にわかることなので、ぜひ確認してみてください。
仲介業者がいる場合は、その仲介業者にどんどんリクエストしてかまいません。
そのための仲介ですから!
それと、今時、YouTube、Facebook、インスタ、Xなどなど、SNSを活用して情報発信をしている個人も多いので、検索してみたら、趣味や嗜好やら、何か参考になる情報が見つかるかもしれません。
ただし、最後は、何より直接会って話をして、その印象が判断の大切な材料になります。
実際、変な人は、やっぱ、家もどこか変なことが多いんです。
持主のことを調べることで、ダメな不動産を買う確率がぐっと減る、ということをぜひ覚えておいてください!
持主が、会社の場合
持主が会社の場合に調べることは次のとおりです。
①ホームページ、SNS
②会社謄本
③経営状況
④会社が持っている不動産の謄本、社長の自宅の不動産謄本
⑤事務所の場所
⑥社長の自宅の場所
⑦建物施工実績、事例
なんか調べることがたくさんある気がしますが、調査自体はそれほど難しくありません。
調べようと思えばすぐにわかることばかりです。
詳しく見てみると、
①ホームページ、SNS
今時ホームページもない会社は少ないと思いますので、なによりまずは会社のホームページチェック!
ホームページに載っている内容はいろいろ参考になるので、隈なくチェック!です。
ただし、基本的に、自分の会社に都合のよく書かれているので、全てを真に受けず、まずは参考程度にくらいの気持ちで。
それと、facebookやインスタなどのSNSを積極的にやっている会社もあります。
また、会社名で検索すると、噂や評判も出てきますので、真偽は程はおいといて、いろいろ情報を集めましょう。
②会社謄本
これは、商業・法人登記簿謄本のことです。
会社は、法務局というところに登録(登記)することが必要なので、万一、この商業・法人登記簿謄本がない会社は、正式な会社とは言えません。
会社風を装っているだけの詐欺かも。
会社謄本には、正式な名称、本社がどこにあるか、どんな事業をする会社か、社長は誰か、など、会社に関する基本的な情報が載っています。
最寄りの法務局というところに行けば、誰でも簡単に調べられます。
ちなみに、発行してもらうのに1部数百円のお金がかかります。
③経営状況
東京商工リサーチや帝国データバンクなど、会社の経営状況・財務状況を調べている調査会社があるので、そこから情報を仕入れます。
もっとも、会社があまり大きくないと、そもそも調査データがない場合も多いです。
ないものはなしで構いません。
④会社の不動産謄本、社長の自宅の不動産謄本
自社ビルなど、会社が不動産を保有している場合には、その不動産の謄本をとります。
そして、特に、その謄本にのっている借入状況(どこの金融機関から、いくら借りているのか)に注意です。
また、社長が自宅を持っている場合には、その不動産謄本もとります。
同じように、借入状況(どこの金融機関から、いくら借りているのか)に注意します。
一般的には、借入がなければ、お金を借りずに不動産を持っているということなので、資金的に余裕があると評価できます。
また、借入があっても、借入先が大手金融機関などからであれば、お金を借りられる信用がしっかりある会社と判断もできます。
ただ、会社規模や持っている不動産と比べ、大きな借入となっている場合は、要注意!です。
特に、直近で大きなお金を借りているようならなおさら注意が必要です。
急に会社の経営が悪くなってお金に困っている可能性があるからです。
もし、金融機関以外の会社とか個人から借入しているようなら、信用がないと判断されている会社である可能性も高く、要警戒!です。
会社謄本も不動産謄本も最寄りの法務局に行けば、誰でも情報を入手できます。
⑤事務所の場所
実際に会社の事務所に行ってみます。
コレ、すっごく大事です。
というのも、その会社がある場所、事務所の雰囲気でその会社が大丈夫かなんとなくわかるからです。
なので、取引前(=その会社にお金を払う前)に、必ずやりましょう。
お金を払ってからでは手遅れになる可能性があるから、事前に、です。
極端に言えば、その場所に行ってみたら、そこに会社がなかった、なんてことも決して珍しい話ではありません。
怖い話ですが、詐欺をするような会社ではよくある話です。
詐欺話は、実際に相手先を尋ねてみてさえすれば、簡単に防げるのも多いんです。
⑥社長の自宅の場所
社長の自宅が遠くないなら、行ってみるのもアリです。
もちろん、家の中までということではありません。
家の前にいって、その家の外観の雰囲気を見るだけで十分。
事務所と同様、どんな家かを実際に見るだけで、なんとなく感じるものがあるはず。
危ない会社の社長の家は、危ない雰囲気がぷんぷんだったりします。
とりあえず、GoogleMapで見てみるだけでも全然違います。
⑦建物施工実績、事例
その会社が今までにつくってきた家です。
つまり、その会社の作品です。
ぜひ、現地を見てみてください。
何年も経ってる家でも問題なさそうなら安心です。
ある意味、自分がこれから買う家の未来の状況がわかるとも言えますので、とても参考になるはず。
持主が会社の場合、以上、ぜひやってみてください。
これをしっかりやると、欠陥住宅を買わされたり、ダマされる確率がぐっと減ります!
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