株式会社アートライフ
2018年08月25日
ブログ
時効
先日、お客様と打ち合わせをしている際に時効の話が出ました。
不動産を第三者が占有している!
お話しの内容は「知人の先祖の土地が第三者に占有されていることが最近分かった!」といったものでした。
宅建の勉強をした方ですと、試験問題でも出てくるのでご存知の方が多いかと思いますが、第三者が他人の不動産を取得してしまうヘビーな制度があります!
取得時効
ある状態が、一定期間継続した場合に権利を取得する「取得時効」という制度があります。
いくつか要件はありますが、端的に申し上げると、占有者が自分のものだと信じて10年間占有(住んだり、貸したり)した土地などの所有権が手に入ってしまいます。さらに、占有者が他人のものだと知っていたり、知ることができたとしても、20年間占有していた場合は、同様に所有権が手に入ってしまいます。
時間が「権利」を与えたり、奪ったりできる恐ろしい制度ですね。
一番怖いのは「無関心」。
ご相談くださった方は気づいたときに弁護士さんに相談をされているそうなので、一旦はそちらで進めていくことになりましたが、無事にいくことを願っております。
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